プレーにキレを出すために、スプリントの初速や切り返した後の1歩2歩目のスピードを意識してトレーニグをしている人も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな初速のスピードに対して「体重移動」という視点からトレーニングを見てみたいと思います。
今回ご紹介するハードルトレーニングはスピードを養うために陸上のスプリンターが実践している姿をよく見かけますがヨーロッパのサッカーチームも実践している姿も見かけます。
僕自身動き出しや切り返しの際は、体重移動を意識して行なっています。
キレやスプリントスピードが求められるサッカー選手にもオススメだと思いますので是非参考にしてみてください。
それでは早速FCバイエルンの選手が実践する動画を参考にして見ていきましょう!
トレーニングの方法

参照「FC Bayern München」YouTube
5台程ハードルを準備します。
縦一列に並べ、動画のように一歩ずつ丁寧にまたいで行きます。
姿勢を意識する意味でも棒を使って両手を上げてできると良いですね。
ポイント

参照「FC Bayern München」YouTube

参照「FC Bayern München」YouTube
◆腰の位置を高くキープし、体に一本の軸が通るイメージ。
◆体を少し前傾にすることで体が前に倒れる力を利用して前へ進んで行く。
◆体が前に倒れ、体重が移動するのを感じながら、脚が前に出てくる感覚を感じる。
◆骨盤が後傾したり猫背にならない。
◆下半身と上半身の連動を感じる。
まとめ

参照「FC Bayern München」YouTube
股関節をしっかりと動かすことで、股関節の可動域を広げるトレーニングにもなりますが、体を前傾することで生まれる体重移動だけで前にテンポよく歩みを進められる感覚を得ることも大切だと思います。
また、ハードルをまたぐ際に足を回すことでも前に推進力が生まれる感覚を感じます。
こんなシーンをイメージ
180度反転してスプリントする際の切り返し時には、後ろ向きの状態から後方に体重移動を行い、ハードルをまたぐように足を前方へ回してくるイメージで
体重移動に加え足を回す推進力と同時に骨盤を進行方向へ前傾させてダイナミックに突っ込んでいく、そんなイメージで僕は切り返しを行なっていました。
一見するとゆっくりとしたトレーニングですが、体重移動や、推進力を感じる意味ではとても良いトレーニングだと思います。
動画の中で、選手がポンッとステップを踏むのはブレーキですね。
前方への推進力を上に逃がしている感じ。
いかがでしたか?
ハードルが無くても、ブラジル体操のように実施できますので参考にしてみてください。
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※今回ご紹介した動画は「FC Bayern München」様の貴重なyoutube作品です。


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