サッカーのプレーシーンにおいてフィジカルコンタクトで勝てるにこしたことはないですが、ボールの奪い合いの局面においては、一発目のフィジカルコンタクトの強さよりもコンタクトでバランスを崩した後の動き出しが速いと、例え一発目で飛ばされても素早いセカンドアタックで相手がボールを納めきる前にボールを奪取できる可能性があります。
今回ご紹介するトレーニングはオーソドックスなメニューですが、僕の場合はフィジカルコンタクトでバランスを崩した後の速さを養うという目的を持たせて、バランスを崩した時にしっかりと踏ん張れる下半身とバランスを崩さない上半身を意識し、アレンジを加えて行なっています。
ブラジル代表の選手が行うトレーニング動画を参考にご紹介したいと思いますので、よかったら参考にしてみてくださいね。
それでは早速!
トレーニングの方法

参照「Confederação Brasileira de Futebol」YouTube
◆両手にダンベルを持った状態でランジを行なっていきます。
とても簡単ですね!
ポイント

参照「Confederação Brasileira de Futebol」YouTube
◆正面から見た時に、上半身の軸はブレないように!
◆膝、足首、つま先のラインが真っ直ぐになるように!
僕のアレンジ版
(1)基本的なポイントは変わりません。
(2)通常、足を前に出してから上半身を前に移動していきますが、足よりも先に上半身を斜めに倒していきます。
(3)これ以上倒すと前に倒れる、という瞬間で瞬時に片足を体の下へ引きつけます。
(4)引きつけると同時に着地して上半身を支えます。
この繰り返しです。
ポイント
瞬発的に倒れる体の下へ足を引き込み、着地をすることで上体移動によって生まれる負荷とダンベルによって生まれる負荷、尚且つ低い姿勢で体勢を支えなければならない状況が生まれます。
これはフィジカルコンタクトなどで体勢を崩し、倒れそうな瞬間、体勢を立て直すと同時に次の動作へ瞬時に移る動きをイメージしています。
腸腰筋を使って体の下へ足を引き込むスピードも大切です。また、着地した際にその負荷に耐えられるか耐えられないかで、次の動作ができなかったり、動き出しがワンテンポ遅れたりします。
耐えると同時に、次の動作へのアクセルにできるくらい下半身の安定的な強さと上半身のバランスを意識してできると良いですね。
是非参考にして見てください。
※今回ご紹介した動画は「Confederação Brasileira de Futebol」様の貴重なyoutube作品です。

中出寛省

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