今回ご紹介するのは、ドリブルに欠かせない俊敏性トレーニングを行う上で意識したいポイントをご紹介します。
野球界のミスターこと、長嶋茂雄元読売ジャイアンツ監督のことはご存知の人も多いと思いますが、長嶋監督が指導の中でよく擬音語を利用していたことはご存知ですか?
例えば、バットのスイングを「ブン」とか、「ビュッ」と振るんだ!という指示をよく使います。
長嶋監督のような擬音語を用いた指導や意識はサッカー選手に必要な俊敏性を高めるトレーニングでも非常に有効です。

参照「Fédération Française de Football」youtube
ご紹介する動画はフランス代表が行なっているアジリティトレーニングですが、コーチがしきりに声にしているのは、「タタン、タタン、タタン」、「パパパパパ」などのリズムを表す表現です。
なぜ、リズムが大切かと言うと、脳で刻んだリズムで体は反応しようとします。
例えば、イメージしたリズム以上の俊敏性を出そうと思えば、まず脳で今まで以上の早いテンポのリズムを捉え、指令を体に送りますよね。
もちろん、イメージしたリズム通りに体が動かないこともあります。
それでも、そのイメージしたリズムに体を合わせていくことが、俊敏性を高めていくトレーニングになります。

参照「Fédération Française de Football」youtube
ちょっと馬鹿らしい話かもしれませんが、
「タタン」「タタン」「タタン」、「パッパッパッパ」など、口に出しながら、理想イメージを頭に入れ、体を動かそうとする意識は俊敏性を高めるトレーニングではとても大切です。
恥ずかしがらず、声に出して、周りの選手よりも早いテンポリズムを頭に刻みながら、体に新しいリズムを刻み込んでみてください。
※こちらの動画は「Fédération Française de Football」様の貴重なyoutube作品です。


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