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【コンディションを崩さないために!】白砂糖が与える体への影響を知っておこう!
2018.03.26(更新日2021.08.17)

 

糖質は私たちの体に必要な栄養素ですよね。

しかし、アスリートが物を口にする際に少し注意したいのが、知らないうちに摂り過ぎていることが多い白砂糖

「全く摂るな!」

というわけではありませんが、体にどんな影響があるのか、この機会に一緒にチェックしてみましょう!

 

白砂糖の害

白砂糖は人工的に作られた甘味料です。

甘いお菓子だけでなく様々なものに使われています。

精製された白砂糖はビタミン・ミネラルを除去され、化学薬品も添付された制度の高い化学物質であり、習慣性が高く、体の栄養を奪ってしまう食品と言われており、摂取し過ぎることは体やコンディショニングに悪影響を与える可能性があります。

例えば・・・

 

●依存性が高い

白砂糖を摂取すると、脳はドーパミンなどの脳内物質を分泌し、一時的に幸せな気分になります。しかし、効力が切れると気持ちが不安定になり、さらに砂糖が欲しくなるという悪循環に陥ります。依存症になりやすく麻薬のような中毒性があるのです。またドーパミンが増えすぎると感情の起伏が激しくなると言われています。

●ビタミン・ミネラルやカルシウム不足になる

白砂糖は精製される過程でビタミンやミネラルが削ぎ落された酸性食品で、カロリーだけが残されたものです。

人間の体は弱アルカリ性のため、体内に酸性食品が入ると中和するために体内のミネラルが使われます。この時に消費されるのがカルシウムです。白砂糖にカルシウムは含まれていないので、細胞に蓄積されているカルシウムや骨や歯を溶かしてカルシウムを使います

また、砂糖が分解される時に特にビタミンB1が消費されます。

ビタミンB1が欠乏すると、過労、めまい、頭痛、貧血、うつ症状、記憶障害などが出てくるとも言われています。

白砂糖が含まれる食品を食べると同時に、体の大切な成分が奪われることになってしまうと言うことです。

●低血糖

砂糖が体内に入ると、【血糖値が急上昇する→インスリンが大量分泌→血糖値が急下降する→再び血糖値を上げようと甘いものを欲する】といった悪循環になり、これを繰り返していると常に興奮状態が作られ、自律神経のバランスが乱れます。

低血糖になると、脳のエネルギーとなるブドウ糖が不足し、集中できない、ぼーっとするといった症状が表れます。このブドウ糖不足を解消するために攻撃ホルモンアドレナリンが分泌され、暴力的になる、イライラする、キレやすい、疲れやすい、無気力、不安といった状態が表れやすくなります。

●糖化

糖化は糖によって体の細胞が焦げることです。

砂糖の摂取によって細胞の糖化が進むため、紫外線で肌が傷つきやすくなり、シミやくすみ、日焼けなどのダメージが残りやすくなり、老化が進みます。

●体を冷やす

白砂糖の摂取のし過ぎは体を冷やすので、血行不良によって肩こり、疲労感、便秘、生理痛などといった不調が起こりやすくなります。

●酵素を大量に消費する

白砂糖はブドウ糖と果糖がくっついたものです。この二つは酵素や胃酸が働きかけてもなかなか切り離すことが出来ず、とても消化されにくいです。

消化酵素は数時間かけて消化しようとし体内の酵素を大量に浪費してしまいます。

常に甘いものを食べている状態では、一日中砂糖の消化のためにエネルギーを使い重労働していることになります。酵素サプリで酵素を補っても砂糖の消化作業ばかりに使われてしまうことになります。

●腸内環境の悪化

砂糖は消化されにくく、消化されずに残った砂糖が悪玉菌のエサになり腸内環境の悪化に繋がります。

 

白砂糖によって体調をくずさないために

白砂糖の摂取によって体には様々な負担がかかってしまいます。

砂糖は甘いお菓子だけではなく、パンやドリンク、加工食品や冷凍食品、市販のだしやめんつゆなど本当に様々なものに使われています。

知らないうちに過剰摂取になっている可能性も高いのが白砂糖です。

例えば、運動時によく飲まれるスポーツドリンクの糖分は「果糖ブドウ糖液糖」です。白砂糖とは少し違いますが、自然界には存在しない不自然な糖(人工甘味料)です。運動中以外も飲んでいたり、飲み過ぎてしまうとすぐに糖分の摂取量が多くなってしまいます。

その他にも糖分と一緒に添加物が多く入っている食品が沢山あります。科学的なものが入っていると解毒するのに多くのエネルギーが必要です。肝臓に負担がかかり、疲労回復も遅れます。

パフォーマンスの向上やコンディション維持、疲労回復を考えると、消化しにくく、血糖値の上昇が激しい砂糖の摂取には注意が必要ですね。

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

過剰に白砂糖を避ける必要はありませんが、白砂糖の体への影響を参考に添加物の体への影響、消化に負担がかかることへの体への影響。

アスリートにとって欠かせない食事、栄養補給が体にどの様な影響を与える可能性があるのか?

知識の1つとして知っておいて損はないと思います。

毎日の食事に興味を持っていただけるキッカケになれば嬉しいです。

また、食トレで悩んでいる人はこんな記事もオススメです。

よかったら読んで見てください。

食トレで結果をだす考え方!

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アスリートコレクション編集部

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