ヘディングの強化といえば、ジャンプ力の強化やタイミング、競り方が一般的ですが、今回は跳躍力を養うための「ストレッチ」をご紹介します!
可動域が広げるだけでも跳躍力UPや強いヘディングに繋がりますのでヘディングを強化したいFWやDFの選手はジャンプトレーニングと合わせて取り入れてみましょう!
まずはじめにお伝えしたいポイント
跳躍力は筋力のアップ+体の使い方が大切だということです。
どれだけ筋力を強化しても、体をうまく使えていないと、せっかく強化した筋力を十分生かすことができません。逆に、筋力がなくても、体の使い方がしっかりして入れば跳躍力をうむことができます。
跳躍力は「筋力」「体の使い方」2つの視点で捉えていきましょう!
今回は、体の使い方の方に該当しますよ。
跳躍力を高めるための3つのストレッチ
①アキレス腱

参照「ATHLEAN-X™」youtube
写真のように台の上につま先だけ乗せ、踵を落としてアキレス腱をストレッチしましょう。
膝を伸ばした状態で行うパターンと、膝を曲げて行うパターンと2パターン行いましょう。
②大腰筋

参照「ATHLEAN-X™」youtube
跳躍する際に欠かせない大腰筋(腸腰筋)を伸ばすストレッチです。
ジャンプ動作の前には体が屈曲し、一気に屈曲を解放させます。その際に大腰筋にストレッチが効いていないと、上に伸びようとする上半身の伸びを妨げます。しっかりと上半身が使えるようにストレッチを行いましょう。
③広背筋

参照「ATHLEAN-X™」youtube
広背筋の可動域が増えることで、腕が上がる角度が増えます。
体を反りながらしっかりと腕をあげることができれば、ジャンプ力の勢いを増加させるだけでなく、ヘデングをする際にも、振り上げた腕をヘディングのインパクトと同時に肩の位置まで引き戻すことで頭がしっかりと前に出て、ボールへの勢いが増します。
足の力でお尻を手から遠ざけるようにしてあげると広背筋が伸びます。
持つ位置を体より高い位置にして頭を腕と腕の間に入れ込むようにしてあげると肩の可動域を広げるストレッチにもなります。
いかがですか?
大腰筋や広背筋、肩の可動域は、跳躍力のみならず、ヘディングのボールスピードやボールの勢いも影響してきます。打点の高いヘディングで空中で止まっているかのように見えるあの空中でのタメは体をしっかりと反ることができる筋力と同時に柔軟性が大切です。
鍛える!だけでなく、可動域を広げて体の使い方も意識していきましょう!
※こちらの動画は「ATHLEAN-X™」様の貴重なyoutube作品です。


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