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【 キックで安定した姿勢を作ろう!(2)】クォーターサイドキック
2017.07.31(更新日2017.09.14)

 

クォーターサイドキックは、クロールのローテーション動作中に、姿勢を安定させることができるように学習するキックドリルです。

身体が傾いた状態でも、キックは水底方向へ、股関節から真下へ強く蹴り込むことを意識して取り組みましょう。

 

 

目次

①正面から見たポイント

②水中横から見たポイント

③陸上横から見たポイント

 

①正面から見たポイント

胸椎ローテーションを使って、身体を斜めに傾けた姿勢を作ります。

上半身の傾きよりも、骨盤の傾きは小さく抑えるように意識し、腹斜筋群を働かせて姿勢を安定させることができると良いでしょう。

動画で動きを確認しましょう!

 

 

②水中横から見たポイント

片方の肩甲骨が水上、逆側の肩甲骨が水中にあるように姿勢を作り、水中にある肩甲骨の延長線上、同じ深さで腕を前方へ伸ばします。

骨盤がやや傾きますが、その傾きに釣られてキックが横方向へ打つことのないように、股関節の回旋を使って、キックを下方向(水底方向)へ打てるようにして、姿勢を安定させたまま進んでいきましょう。

キックを横方向へ打ってしまうと、姿勢を安定させることが困難になり、力を発揮しづらくなってしまうので注意が必要です。

動画で動きを確認しましょう!

 

 

③陸上横から見たポイント

片側の肩が水上に見えていて、逆側の身体のラインが水中で真っ直ぐキープできるようにしましょう。

頭頂部が進行方向へ向くように、頭のポジションにも注意します。

この姿勢が基本となるドリルワークを、今後紹介していきますので、安定した姿勢が作れるように練習してみてくださいね。

アイテムが使えるプール環境であれば、フィンを使用して行なってみてください。

動画で動きを確認しましょう!

 

※泳ぎの技術には諸説あり、アプローチの方法もいくつも存在します。このサイトで紹介した情報が全てではありませんので、予めご承知置きのうえ、参考にしていただけましたら幸いです。

 

【食事による内臓疲労がコンディションを落とす】元日本代表「鉄人スイマー」の食事法

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元200m自由形日本記録保持者/元400m・800mリレー日本記録メンバー/1998年アジア大会金メダルリスト/2001年福岡世界選手権ファイナリスト/1993〜2015年まで23年連続日本選手権(2011年代表選考会を加算)に出場/40歳を過ぎた現在でも未だ日本の第一線で活躍中の鉄人スイマー/全国各地でスイムクリニックや研修会の講師を務め、ジュニアからマスターズスイマー、トップアスリートまで幅広く指導

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