前回、アスリートと花粉症についてお話させて頂きました。
前回の記事はこちら。
花粉症になる原因はこれ!と言いきれないので、可能性をつぶしていくしかないですね。
そして、残念ながら「食べればすぐ治る」という即効性のあるものは解明できていません。
そのため、毎日続けて食べることで体質を改善し、花粉症の症状を和らげる食事をご紹介したいと思います。
1)腸内環境を整える
花粉症をはじめとするインフルエンザ、アトピー性皮膚炎などの不調が起こるのは腸内環境が影響していると言われています。
そのため、腸内環境を整えていくことが大切になります。
腸内環境を整えるには、発酵食品と食物繊維です。
ヨーグルトやお漬物や味噌やキムチなどの発酵食品と、野菜やきのこや海藻類などの食物繊維が多く入っている食品を毎日取り入れていきましょう!
私は、毎日納豆を食べる習慣と、大好きなきのこをたっぷりいれた味噌汁を飲んでいいます。
自分に合った食習慣を取り入れていきましょう。
2)油を選択して積極的に
油には様々な種類があります。
ここでお勧めしたいのが、オメガ3脂肪酸。
順天堂大学は昨年、DHAやEPA、α-リノレン酸といったオメガ3脂肪酸の食事摂取が、アレルギー性結膜炎(花粉症)を改善させるメカニズムの解明に成功したと発表しています。
そのため花粉症に悩む選手にはとてもお勧めです。
食品でいうと、青魚(鯖、秋刀魚、鰯、鯵)やサーモンや、ナッツ類や、亜麻仁油やえごま油などが挙げられます。
ただオメガ3は酸化しやすい油のため、加熱するのはNG。
魚もお刺身として食べて、油も加熱油ではなく、サラダにかけたりして、そのまま召し上がることが大切です。
3)粘膜を強化していく
大切なこととして、花粉を身体に入れないこと。
目鼻の粘膜を強化することだといえます。
粘膜が何からできているかというと、コラーゲンです。
コラーゲンは、タンパク質、鉄、ビタミンCを材料に、体内でつくられています。
これらはアスリートにとって失われやすい栄養素たちです。
だからこそしっかり摂っていきましょう。
◆タンパク質
肉、魚、卵、大豆製品。
動物性の肉、魚、卵にどうしても偏りがちなアスリートが多いですが、過剰に動物性のタンパク質ばかり摂ると、腸内環境の悪化にも繋がりますので、植物性タンパク質もしっかり食べていきましょう。
◆鉄分
赤身の肉(レバー・砂肝など)や魚(鮪、鰹など)やあさりやしじみやひじきやほうれん草や小松菜などです。
◆ビタミンC
野菜や果物やイモ類に多く入っています。
イモ類は、なかなかビタミンCのイメージがないかと思いますが、じゃが芋やさつま芋などに多く入っていますので是非積極的に食べていきましょう。
4)ストレス対抗に必須、ビタミンA・C・E
ストレスはすべての物事に大敵です。
近年、花粉症が増えている要因のひとつとして、ストレスによる免疫機能の低下があると言われています。
また、ストレスによって作られる活性酸素がかゆみを増やすとも言われています。
この活性酸素の発生をおさえる働きがあると言われているのが、ビタミンA、C、Eです。
緑黄色野菜や果物やナッツ類やアボカドなどがお勧めです!
以上4つのポイントお伝えしました。
ぜひ長く継続できるように小さいことをコツコツ続けて、体質を改善していきましょう。
次の記事はレシピを紹介しますね!