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【アスリートと朝食】美味しく食べるためのウォーミングアップ習慣
2021.03.15(更新日2021.08.17)

 

パフォーマンスを高めるためにも、カラダづくりのためにも「朝食が大切」。

わかっちゃいるけど食欲がわかない。
わかっちゃいるし、欠食はしないけど食が進むわけじゃない。

思い当たる方いらっしゃいませんか?

大切だから!と無理矢理食べるより、せっかくなら美味しく食べられる朝食がいいですよね。

何気なく、バタバタと慌ただしく過ぎていく朝時間という方もいらっしゃるかもしれませんが、朝食を食べる前の習慣、朝食の内容、食べ方を見直してみてください。

 

朝食を食べ始めるまでのおすすめウォーミングアップ習慣

カーテンを開けて朝日を浴びる

私たちの体は光の刺激によって体内時計を整えることができるようになっています。

目の網膜から光の刺激が入って脳の視床下部にある主時計に届き、主時計からの情報はホルモンや自律神経によって視床下部以外の脳部位や肝臓、消化器官など、身体中の臓器や細胞に存在する末梢時計に伝えられます。

消化器官の働きをサポートするウォーミングアップとして、朝日を浴びる習慣を作りましょう。

雨や曇りの日でも、夜のように真っ暗ということはないはずです。カーテンを開けるだけでもいいですし、ベランダや庭に出て背伸びして深呼吸するというのもいいですね。

 

水分補給

寝ている間に失われた水分を補給することももちろんですが、水分補給をすることで胃結腸反射(胃腸の蠕動運動を促す反応)が起こって、腸の動きを活発にすることも期待できます。

また、朝は自律神経のバランスが切り替わる時間帯です。

リラックス状態の副交感神経優位な状態から活発な状態の交感神経優位な状態へ切り替わって行くのですが、この切り替えが急激だったり、副交感神経の低下が過度だったりすると、臓器の動きが鈍くなってしまいます。

水分補給をして胃腸の動きを促し、副交感神経を刺激することで消化吸収をスムーズに行える状態に整えましょう。季節にもよりますが、冷えが気になる方は温かい白湯やノンカフェインのお茶などがおすすめです。

 

ストレッチ

ストレッチにも自律神経のバランスを整える効果があります。

また、寝ている間に凝り固まった筋肉をほぐし、滞った血流の循環を促進することで内臓にも血液が十分に行き届きます。

代謝を高める効果もあります。

 

まとめ

いかがでしたか?

十分な睡眠時間を確保することや夕食の質を改善することももちろん、朝食をしっかり食べられるようにするために大切なことですが、朝の習慣にもぜひ目を向けてみてください。

ご自身の朝習慣を振り返ってみてくださいね。

 

■関連記事

【食トレを活かす消化吸収コンディショニング】生活習慣編 

 

 

■参考文献

(1)福田裕美.概日リズム調節における光と食事の影響に関する研究動向.日本生理人類学会誌,2019

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乳井 優生

2015年管理栄養士免許取得/株式会社東急スポーツオアシス/2016年株式会社イースウェア(料理教室主催、スポーツ栄養講習、栄養相談など)/2017年市立砺波総合病院(公認スポーツ栄養士養成課程受講開始)/2019年10月公認スポーツ栄養士登録/2020年〜フリーランスとして活動。レシピ執筆、記事監修、コラム執筆、スポーツ栄養講習、スポーツ栄養マネジメント、カウンセリングなどを行う。

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