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【海外遠征での食事のポイント!】〜時差対策編〜
2019.10.29(更新日2021.04.13)

前回は、海外遠征の前に準備しておいてほしい点についてお話しました。

前回の記事はこちら>>海外遠征での食事のポイント!】〜事前準備編〜

 

今回は、海外遠征において必ず対策したい「時差対策」について、食事や機内での過ごし方のポイントをお伝えしていきます!

 

【1】機内食

機内食は脂質等が多く、選手には不向きのメニューである場合が多いです。

また、機内で3回も提供される場合もあります。

次のポイントをチェックして、機内での過ごし方を調整してみましょう。

 

時差と現地での食事時間から逆算し、出発前の食事から食事時間を少しずらしておく

 

飛行時間によっては、搭乗前に食事を済ませ、機内食は食べない

機内では、食事よりも体を休めることを優先して過ごすことも大切です。

機内で過ごす時間から、調整してください。

 

機内食は全て完食する必要はありません。

満腹まで食べることはせずに、現地での食事時間や空腹状態に合わせて、食事の量を調整しましょう。

必要な栄養素や不足した栄養素は、出発前・到着後にしっかり摂取することをお勧めします

 

 

【2】水分摂取

機内は乾燥しやすく、体水分を失いやすいため、こまめに水分補給をすることが大切です。

 

水分が不足していると、脱水の時と同様、気分不良や消化不良などの原因となりますので、食事時以外でも、こまめに摂ることをおすすめします。

 

搭乗前やトランジットの時に水分補給用の飲み物を購入しておく

 

アルコールは脱水や睡眠の質の低下に繋がるため、控える

 

 

【3】睡眠の工夫

時差によって体内時計が狂ってしまい、

◆疲れが抜けない

◆消化吸収がうまくできない

上記のようなことが考えられ、ベストコンディションで試合に臨めなくなる可能性があります。

現地入りして、眠気が強い場合は次の対策がお勧めです。

 

昼寝などの仮眠を取り入れる

ただし、15~20分程度にとどめておくこと!

 

機内でアイマスクや耳栓を使用する

 

現地時間に合わせて、光を浴びる時間をコントロールしておく

 

昼寝などの仮眠で寝すぎると、かえって時差ボケがひどくなってしまったり、疲労感が増してしまう可能性があります。

20分程で起きるのはつらい場合もあるかもしれませんが、そこは絶対に守るべきポイントです!

 

 

 

いかがでしたか?

日本とできるだけ同じコンディションを維持するためにも、機内での過ごし方を工夫していきましょう。

 

okuzumi

次回は海外遠征シリーズの最終回です。

より食事にフォーカスした内容ですので、お楽しみに!

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奥隅知里

Jリーガー合宿栄養サポート/女子サッカークラブメディカルサポート/Jリーグチームジュニアスクール/自転車競技/陸上競技/女子ラグビー/一般向け健康指導/ダイエットサポート

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