今回は動きに緩急をつけたい人にオススメのトレーニングです。
攻撃の選手であれば特に、一瞬のスピードや動き出しで相手の逆をとったり、相手を置き去りにしたいと思ったことがあると思います。
「緩」から爆発的な「急」を様々な方向へ生み出すトレーニングのご紹介です。
ポイントはKneeling Jump で立ち上がった瞬間に3方向に大きくパワーを発揮することです。
Kneeling Jumpの後は比較的体勢の低い状態です。
体が縮こまり、股関節が屈曲して詰まった状態から爆発的なパワーを生み出すことを意識することで、下半身から股関節周りへの負荷が強くなるので、瞬発力に必要な下半身、股関節周りの筋肉の強化に繋がります。
自重でも十分負荷がかかりますので、Kneeling Jumpから次の動作をいかに高く、遠くに体を運ぶかを意識して行なっていきましょう。
ジャンプ3種目&ダメな例をご紹介
①:垂直方向へジャンプ

Kneeling Jump着地からしっかり垂直方向へ!
参照「The Lost Breed」youtube
高さを出すことを意識して行いましょう!
②:水平方向へジャンプ

体を前方に倒してキックによって得られるパワーを前へ!
参照「The Lost Breed」youtube
前方への距離を出すことを意識して行いましょう!
Knee Jumpの着地から前方方向へ体を動かせるように体勢も前傾姿勢にするとうまく前にパワーを出せます。
ジャンプの幅をパワーの目安にしましょう。
③:片足で斜め前ジャンプ

着地の時点でいきたい方向に向かって片足に体重が乗っている!
参照「The Lost Breed」youtube
サッカーのシーンでもよくある動作です。
Kneeling Jumpの着地の瞬間から片足で着地、片足で斜め前へジャンプ。
全て片足のパワーを意識して行いましょう。
3種目の中ではもっとも難易度が高い、負荷の高いトレーニングですね。
ダメな例:Kneeling Jumpが出来ていない

つま先が地面から離れない!
参照「The Lost Breed」youtube
動画の1:28秒からIncorrect(間違い)としてご紹介されていますが、
Kneeling Jumpはつま先に体重を乗せて起き上がるのではなく、骨盤や股関節の屈曲バネを使ってジャンプすることで立ち上がるのが正しい方法です。
誤解しないようにしましょう。
以上、緩急を意識して取り入れてみてください!
※この動画は「The Lost Breed」様の貴重なyoutube作品です。


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