中盤の選手やFWで起点となる選手は特に「ボールを失わない」ことをよく求められますよね。攻撃への組み立ての段階で相手のフィジカルコンタクトやプレッシングによりボールを失うと、攻撃が組み立てられないばかりか、攻撃にリズムが生まれず、良い流れを作れません。
「ボールを失わない」を目標に掲げてプレーをしている選手はボールの受け方や持ち方の練習はもちろんですが、フィジカル面でもボールを失わないための強化ができますのでご紹介します。
相手を抑え込むための「トライセプスエクステンション」
トライセプスエクステンションは上腕三頭筋(腕の裏側)を鍛えるトレーニングのことです。
サッカーのプレーシーンに置いて腕の使い方はフィジカルコンタクトを防ぐために非常に有効です。
イメージしてみてください。
ボールを持った状態で相手から体へのコンタクトがあった場合に、肘を90度くらいに曲げて、相手のコンタクトに対して肘と手の間の面(尺骨)でブロックするケースがよくあります。(特に半身でボールを受けようとするポストプレーヤー)
この時に、相手のコンタクトをしっかりと腕で押さえ込むには上腕三頭筋の強さが必要です。
それではトレーニング方法をみていきましょう!
チューブを使ったトライセプスエクステンション2パターン
トライセプツエクステンションは非常に様々な方法で鍛えることができますが、今回はチューブを使った方法をご紹介します。
パターン①

肘を視点として曲げ伸ばしを行いましょう!
参照「kbandstraining」youtube
腕の力のみで行うため効果的に上腕三頭筋に刺激を入れることができます。
パターン②

肘を視点として肘の曲げ伸ばしをしましょう!
参照「kbandstraining」youtube
この姿勢は体重を使って下げることも出来てしまうので、体重を使わずに上腕三頭筋に刺激を入れることを意識しましょう。ただし、体重を使えるメリットとしては、きつくなった時に少し体重を利用して下げることで、しっかりと追い込むことが出来ます。
チューブでは物足りない人へ
パターン②の姿勢でラッドプルダウンの機械を使用すれば重い重さにも挑戦でき、より強靭な腕を鍛えることができます。私は大学時代、アメフトのストレングストレーナーと一緒にこの方法で腕を鍛えていました。
ご自身のレベルにあった負荷で取り入れていきましょう!
※こちらは「kbandstraining」様の貴重なyoutube作品です。


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