梅雨明けの時期は、比較的冷涼な天候から一気に高温多湿な天候に変化します。
このような季節の変わり目には、多くの人が十分に暑さに慣れておらず、汗が上手くかけません。
そのため、気温は真夏ほど高くないのに、身体がだるかったり、運動時に不調を感じたりします。
そのため、春から夏にかけては、パフォーマンスを高めることに加え、十分な熱中症予防も必要です。
実際、暑さ指数(WBGT)※が28℃を超える梅雨明け頃から熱中症リスクが高くなります1)。
では、夏本番に向けて、どのように体調やパフォーマンスを高めていけばよいのでしょうか。
一案として、夏前から暑さに体をならす(=暑熱順化する)ことが役に立つかもしれません。
今回は、「暑熱順化」の重要性と方法をお伝えします。
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・管理栄養士・公認スポーツ栄養士・IOC Diploma in Sports Nutrition・オーストラリア国立スポーツセンター(AIS)アシスタントスタッフ(2016年~)・全日本スキー連盟ハイパフォーマンスサポートスタッフ(2016~2018年)・日本バレーボール協会 医科学スタッフ(2017~2021年)・日本スケート連盟フィギュアスケート部医科学スタッフ(2020年~現在)などの日本代表チームに対する栄養サポート経験等を経て、現在は大学で研究活動にも取り組んでいる。