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【栄養指導から学ぶ】体重増加でプレーの幅を増やす-編- Vol.5
2021.10.18

このシリーズでは、京都大学男子ラクロス部の選手に対して行っている月1回の管理栄養士さんによる栄養指導内容をご紹介していきます。

 

栄養指導を元にどのような考えのもと、どのような対策と具体的な行動をおこし、どのような結果や課題が出てくるのかをシーズンを通してチェックしていくシリーズです。

 

「栄養指導ってどうなの?」

「こんな時ってどんなものを食べれば良いの?」

など、実際の栄養指導の内容からヒントと学びを得ることも多いと思います。

 

目的の違う5名の選手に個人指導を行なっています。

自分の目的に近しい選手の栄養指導内容を見つけてチェックしてみてください。

>>>他の選手を見る

 

選手Iの場合

「体重増加でプレーの幅を増やす-編- Vol.5」では、選手Iに向けて8月に実施した食事カウンセリングのフィードバックの内容をもとにお伝えします。

 

【ゴール設定】

現状維持(現在の体重:70kg前後)

 

現状の課題

◆試合のタイミングによって食事の時間が変わってしまう

試合前の食事のタイミング

◆連戦時の食事

 

 

 

これまでの取り組み

15:00ごろに試合がある場合は10:30ごろに昼食をいつも通り取り、試合の一時間半前におにぎりなどの補食を取っていた。また、試合の直後にも補食を取るようにしていた。

 

 

カウンセリングの内容

どう改善していくか

<試合前の食事のタイミング>

試合が昼過ぎにある場合、今までは昼食を4時間以上前にとっていた。

しかし、このタイミングは早いので、試合前から2時間から2時間半ぐらいのタイミングで大丈夫。

ただ、今までの慣れもあるので急激に試合前の昼食の時間を変えない方が良さそう。

 

試合1時間半前の補食と試合後の補食のタイミングはOK

 

<試合前の食事と補食の内容>

どちらかにフルーツを食べることで、ブドウ糖と果糖を同時に摂取することができ、エネルギー効率が良くなる。

毎週試合がある時でも試合間の食事は基本的に変えなくて良い。

 

<練習中の水分補給について>

特にレペティションなどのランニングトレーニングの前後はしっかりスポーツドリンクで糖質と水分を補給する。

 

 

【具体的な取り組み】

・試合前の昼食の時間の変更

・試合前の食事で果糖とブドウ糖を同時摂取

・ラントレ前後のスポーツドリンクの補給

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

実際の選手の課題とそれに対する栄養士さんのアプローチ、選手の具体的な行動をご自身に置き換えて参考にしてみてください。

 

栄養指導フィードバックをもっと見る場合はこちらからご確認ください。

>>>栄養指導記事

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アスリートコレクション編集部

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