健康維持や免疫対策においても食事は重要な役割を果たしています。
自粛生活の中で、改めて食生活を見直す機会があった方もいるのではないでしょうか。
世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する栄養面の戦略としてバランスのとれた食事の重要性を述べており、「ビタミン、ミネラル、食物繊維、タンパク質、抗酸化成分を補給するために、多くの新鮮な未加工食品を食べる」を基本戦略としています1)。
新型ウイルス対策を念頭に置いた総説においても「ウイルス感染症の予防と治療にはバランス良く栄養素を摂取することが有用である」と強調されています2)。
このように、世界的にも「バランスの良い食事」が重要視されているのです。
今回は、「なぜバランス良く食べると良いのか?」に焦点を当ててお伝えします。
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・管理栄養士・公認スポーツ栄養士・IOC Diploma in Sports Nutrition・オーストラリア国立スポーツセンター(AIS)アシスタントスタッフ(2016年~)・全日本スキー連盟ハイパフォーマンスサポートスタッフ(2016~2018年)・日本バレーボール協会 医科学スタッフ(2017~2021年)・日本スケート連盟フィギュアスケート部医科学スタッフ(2020年~現在)などの日本代表チームに対する栄養サポート経験等を経て、現在は大学で研究活動にも取り組んでいる。