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素晴らしい指導者の共通点:2つの「かち」に寄り添う事

これ程、目が離せない試合を観たのは久しぶりだった。
最近の日本代表よりも遥かに面白い試合が昨日埼玉スタジアムで行われた。
対戦カードは前橋育英vs流経大柏の全国高校サッカー選手権大会決勝。

試合は、攻撃の前橋育英に対して、今大会無失点守備を続ける流経大柏が互角の戦いをみせ、最後延長戦を予想した終了間際に前橋育英の劇的ゴールで名門前橋育英高校が悲願の初優勝を手にした。

僕が注目したのは、両校のサッカーのレベルの高さと、白熱した試合も勿論だが、最も心が動かされたのは、試合後の前橋育英高校山田監督のインタビューだ。

インタビューでは決して特別な言葉を喋った訳ではない。
ただ、山田監督が必死に堪え、平常を保とうとするその姿に僕は涙してしまった。

36年かけて手にした初優勝

僕は決してこの監督を知っている訳ではない。

ただ、前橋育英の監督であり、これまで何人もの日本代表やJリーガーを排出してきたサッカーの名門中の名門の高校。そこで36年もの間、毎日毎日選手と向き合い、日本サッカー界に多大なる貢献を果たす選手をたくさん排出してきたが、この36年間一度も優勝を果たした事がないという事は知っていた。

この背景とインタビュー映像だけで、一気にこれまでどれだけの思いでサッカーと選手と関わってきたのか、それを勝手に想像したら涙が出てきた。

誰よりも選手の事を考える

指導者は常に、選手の事を考えている。
時に厳しいことも言う。いや、毎日のように厳しい事を言うかもしれない。それでも、そこには選手に対する思いがある。選手からするといろんな感情や愚痴もあるかもしれないが、多くの指導者は指導方針は違えど、思いは一緒なのではないだろうか。

今日、とあるジュニア選手のコーチとメールでやりとりをする機会があった。
その時にとても興味深い、素晴らしい言葉が出てきた。

 

選手の「価値」と「勝ち」に寄り添える指導者になりたい!

 

大切な2つの「かち」

僕は、スポーツ選手は「上手い」「強い」だけではダメだと思っている。
どんなに凄い選手で、金メダルを獲得するような選手だとしても、その選手に価値がなければならない。
スポーツは裾のが広がった分、スポーツで生計を立てていくのは難しい状況はまだ続いている競技も非常に多い。そんな中で、選手として「価値」を生み出す事が出来なければ、観客を呼ぶことも出来なければ、必要としてくれるチームやスポンサーを見つけることもできない。

引退した後、あの頃は上手かったよね!強かったよね!だけでは競技にしか価値がない。
つまり、この指導者が言った「価値」とは人としての「価値」。スポーツを通じて人間性を高める教育を意味するのだと感じた。

そして、もう一つの「勝ち」
スポーツの世界であれば「勝ち」を必ず追い求める。
選手としての技術的成長がこの言葉には込められていると僕は解釈した。

 

寄り添う指導者

そして最後に加えられた「寄り添える指導者
前橋育英の山田監督も以前とあるインタビューでこう答えていた。

「日本一になったら人生が変わるかは分からないが、少なくとも自分は高校時代に経験し自信になっている。」

「こいつらを日本一にさせたい」

選手の今後の人生、人間的成長を見据え、その為に自分が経験して良かった事を子供達にも味合わせてあげたい。そんな気持ちが伝わってきた。

 

「寄り添える指導者になりたい」そう僕に教えてくれた指導者もまた。
選手の人としての将来と選手としての将来を見据え、「寄り添う」子を見る親のような愛情深い指導者だと感じた。

こういう指導者が全国各地にはまだ沢山いると思う。
毎日毎日、選手に寄り添い、彼らの将来を見据えて指導に当たる指導者がいるからこそ、これまでの日本のスポーツ界があり、これからのスポーツ界と日本を支えていくと思う。

昨日、今日と熱い指導者に触れて僕はそう感じたので記事にしてみた。

 

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中出寛省

中出寛省

ACトレーニングコーディネーター株式会社サモリット
【選手実績】全国高校サッカー選手権大会ベスト16・関東大学サッカー1部リーグ【講演実績】高校サッカーチーム・ラグビートップリーグチーム・ゴールドジム・その他、多数トレーニングジム、チーム、団体
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