スポーツ選手としての成長にはアーリーアダプターというポジショニングを意識する事が大切だと思う。
スポーツ選手の中で
「アーリーアダプター」という言葉を聞いたことがある選手は少ないのではないだろうか?
マーケティング用語として登場することが多いこの言葉だが、僕はスポーツ選手にとってもこの言葉と、このポジショニングはパフォーマンスを高めて行く上で大切だと思っている。
マーケケティング用語と言っても決して難しい話ではないので良かったら読んでみてください。
デルピエロは「アーリーアダプター」
僕も大好きなデルピエロ選手がとある雑誌のインタビューでこんな言葉を口にしていた。
自分より優れている選手を研究して、その人の上を行くためにはやらなければならないことだから。自分を成長させてくれるアドバイスをくれる人を見つけておくことも大切かなと個人的には思うね。僕は、トレーニングにしても既存のものばかりでなく、新しい方法にトライしていこうとやってきたつもり
*NumberWebより(1)
注目して欲しいのは「アドバイスをくれる人」「新しい方法にトライしていこう」という言葉です。
僕はこの文章を読んだ時にこの図が頭に浮かんだ。
このへんてこりんな山の絵。
これは何かと言うと、何か新しい物や情報に対して、人がどのようなタイミングで反応や行動を起こし、それが広がっていくかを表している。
例えば、
まだ世の中にない新しいものに対して、一番初めに反応するのが「イノベーター」。次に反応するのが「アーリーアダプター」。アーリーアダプターの姿を見て「アーリーマジョリティ」などが続くように反応をしていく。
それと同時に、人の割合が変化する。
いち早く反応するイノベーターやアーリーアダプターは少数派で、その人たちの様子や動きを見てそれ以降の人たちはアクションを起こすので必然的にアーリーアダプター以降のポジションの人たちの割合は多くなる。
デルピエロは成長を求めアーリーアダプターを意識
僕は、デルピエロの新しいものにトライして行く。
この思考に対してアーリーアダプターのポジショニングを勝手にイメージした。
デルピエロにアドバイスを行う人を上記のポジショニングに当てはめるなら「イノベーター」ではないだろうか?
つまり、僕がサッカー選手だったとしたら、サッカー選手である以上、サッカーに関連することにおいては、アーリーアダプターでありたいと思うということ。
マーケティング的に言えば、レイトマジョリティやラガードと呼ばれる層は、周りがやり始めて初めて重たい腰をあげる。
何か頂点を目指すには、人がやっていない事、人が意識していない事を大切にする事が大切で、周りがやり始めていては遅いのだ。
自分が上手くなるために、より良いパフォーマンスを発揮するためにあくなき探究心を持ち、新しいものに対して積極的なアクションを起こせる存在でありたいということ。
超一流選手は少数派
誰もがデルピエロの様になりたいと思い、プレーやトレーニング、思考などを参考にして真似をするように・・・。
上記で記載した図(キャズム)と同じ様に、プレースタイルやトレーニングも広がって行く。
こうして、世界の一流選手の多くは、アーリーアダプターの層に属しているのではないだろうか?
アーリーアダプターの人数の割合が少ない様に、サッカー界の少人派がそれ以降に追随する人たちのプレースタイルやトレーニング情報を提供している。
探究心・情報・行動
どうせなら、自分が属している分野ではアーリーアダプター層になりたい。
その為には飽くなき探究心・情報・行動この3つは大切なのではないだろうか。
トレーニング方法や食事、サプリメントに関しての情報、今の時代情報を手に入れるコストは物凄く安く、容易になった。
アスリートコレクションでも情報を提供しているので活用ください。
一方で、情報を得るハードルが低くなった分、アクションを起こす事を忘れていては意味がないとも思う。
良いなと思ったら何事も自分でやって見なければわからない。
デルピエロの文章を読んで感じたことはそんな事でした。
アクションを起こしてみて欲しい
ここまで読んでくれた方は既に「アーリーアダプター」というポジショニングをチームや組織の中で築いている、もしくは築くチャンスがある方だと思います。
スポーツ界にアーリーアダプターという言葉を投げかける変な文章に目を通してくれたくらいですから。笑
情報を収集した後のファーストアクションとして、文章を気に入ってくれたら是非、記事のTOPにある「ツイートする」ボタンから記事をシェアお願いします。
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<参考文献>
(1)二宮寿朗Sports Graphic Number(2018)【<独占対談> デル・ピエロ×ピルロ「アズーリのレジェンドが語る、勝者のメンタリティー」】,<http://number.bunshun.jp/articles/-/831412?page=3>2018/08/06アクセス
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