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【なんでアイツが試合に出て、俺は出れないんだ?】と思った時に考えたい自己ブランディング
2018.05.14

 

「なんで」アイツが試合に出て、俺は試合に出られないんだ?

過去にそんな事を思った経験がある。

そして、その時、間違った行動を僕は取ってしまった。

 

サッカーの様に、誰かに評価され、出場するかしないが決まるスポーツ競技であれば誰しもが一度は抱いたことがある感覚かもしれない。

 

この思いを抱いた時

どういう行動を取るか?でその後の成長が大きく変わると僕は思っている。

 

今回は「なんでアイツが試合に出て、俺は試合に出れないんだ?」と思った時にどんな行動をすべきだったか?今僕が思う事について書いてみた。

 

そこには3つの行動パターンが存在する

今思えば過去の僕は「良くない」行動パターンを選択していたと振り返る。

冒頭の言葉が頭に浮かんできた時、選手が起こす行動パターンを3つに分けてみた。

 

(1)「なんで」を監督にぶつける

このパターンの場合、なんで監督は俺を評価してくれないんだ?

「原因は監督にある」と考えるケース。

まず、この時点で原因は「監督」になる。

 

では、

原因に対する対策はどうすればいいのか?

監督に対して愚痴や文句を言ったり、不真面目な態度を示すことではないことは明確である。

がしかし、今までのサッカー人生の中でこのような態度を取る選手も目にしたことがあるのも事実だ。

これでは何の解決にも至らない。

やるなら監督とぶつかるくらいディスカッションし、双方の考えを出し合った方が良い。

 

(2)「なんで」に向き合わない

過去の僕がそうだった。

 

試合に出れない。監督に文句を言っても仕方ない。

練習をして上手くなるしかない。

だから練習しよう。

 

自分で言うのも何だが、なんと真面目で努力家で良い選手ではないか!

ところが、ここに大きな問題がある。

 

試合に出る事を達成するための解決策が「練習」にあることは間違いないと思うが、その練習が試合に出れない理由を補う事に繋がる練習なのか?

ということ。

 

「なんで」試合に出れないのかをしっかりと分析したのか?考えたのか?

もっと言えば、試合に出るためには何が必要で、自分の場合はどんなスキルをどの様に使い、何をどの様に高めれば、可能性が出てくるのか?

 

そんな思考が大切。

ただ闇雲に練習に打ち込むことは、満足感と選ばれない不満に対する怒りを収めているに過ぎない。

 

(3)「なんで」を追求する

今の僕は、パターン3を選ぶ。

それは、ビジネスの世界もまた、評価される世界だからだ。そこに身を置くことで、考えが変わった。

 

例えば、最高に素晴らしい商品を僕は作った。

にも関わらず、買ってくれない。

「なんで買ってくれないんだ?」

(1)この良さがわからないお客がダメ!

(2)数撃ちゃ誰か買ってくれるだろ!

(3)買ってくれない理由を考えよう!

 

ビジネスで考えれば(1)(2)では売上を作れない。

ビジネスに携わったことがない学生でも、(3)に現状を打破する道があるとは想像が着くのではないだろうか。

 

 

これはビジネスの世界のみならず、サッカーでも同じことが言えると思う。

ビジネスの話に置き換えればわかる事も、サッカーになるとわからなくなったりしてしまう。感情に流されてしまったり、知らぬ間に思考が停止してしまったり。

 

そう言った意味で、僕はサッカー選手もビジネス的感覚やサッカー以外の分野からの目線や考え方は非常に重要な要素だと思っている。

 

まとめ

自分という商品価値を周りに示し、理解してもらうにはどうすればいいのか?

そんな事を本気で考え、自分と向き合ってみると何か変わるかもしれない。

それは「決して相手に気に入られる事をする」と言うわけでもない。相手が気が付いていない価値を提供できることもある。自分の得意不得意、周りの状況と向き合い、価値を探し身につけていく。

これはある意味、マーケティングであり、自己ブランディングであると思う。

今の僕が思うことはそんなこと。

 

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中出寛省

ACトレーニングコーディネーター株式会社サモリット
【選手実績】全国高校サッカー選手権大会ベスト16・関東大学サッカー1部リーグ【講演実績】高校サッカーチーム・ラグビートップリーグチーム・ゴールドジム・その他、多数トレーニングジム、チーム、団体
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